『一気に集中!少し休憩』の話

皆さんは、よく「1日できるだけ多く勉強しよう。」などと言われていることと思います。当塾の生徒でも、テスト前に1日8時間やるぞ!というような目標を立てている生徒をたまに見ます。しかし、これを『言うは易く、行うは難し』です。8時間もの間、集中力を維持するのはかなり大変ですね。

そこで集中する時間を小さく分けて勉強することをお勧めします。
特に暗記作業は単調になりがちなので、小分けに覚えていくのが有効です。

例えば・・10分集中したら、2分ほど休憩、そしてまた10分・・。それを5回繰り返します。トータル1時間、そのうち約50分暗記約10分休憩を1セットとするのです。

それに対して、よーし100個単語暗記するぞ!と意気込んで始めても、ダラダラ進めてしまうものなのです。

そうではなく10分で10個覚えようという目標だと集中しやすいのです。

そして2、3分の休憩で、次の暗記作業に向けて、頭を休められると同時に、さきの単語が完全に脳に入っていくのです。そういったメリハリとリズムがあるような覚え方が効果的なのです。

また休憩時間には自分へ小さいご褒美をあげるようにするのも集中力につながりやすいでしょう。(たとえば好きなお菓子を食べる。お気に入りの歌手の曲を1曲聴くなど・・)

人間には『状況に応じて変化する性質』があります。速く覚えようとすると、脳が速く動くようになっています。つまり速いスピードに脳が慣れてくるのです。逆にゆっくり時間があると思うと、ゆっくりしたスピードに脳が慣れてしまうのです。

スポーツでもスピードが求められるように勉強も速いに越したことはありません。もちろん焦らずやる必要ありますが・・。大いに速さに磨きをかけてください。

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