『初めのやる気は継続しない』の話

新しい学年になって1か月ですね。中高生は今学年初めての中間テストです。

さて、こんな経験はないですか。「今回は早めにテスト勉強を始めよう!」「今回はいつもより多めに勉強するぞ!」と意気込んで、テスト勉強に臨んだ時に限って、テストの結果が悪かったり、自分が期待していたのとはほど遠い結果になってしまったりなど・・・。

確かにテスト前はいつもより意気込んだにも関わらず、どうしてこのような結果になってしまうのでしょうか。

それは「やる気は継続しない」からです。「よし!やるぞ!」と意気込んだ時は気持ちが高ぶっているので勉強量も確かに増やして取り組むことができます。しかし、時間が経つとその時のやる気が薄れたり、計画的に進んでいることに満足して最後には力が弱まったりしてしまいます。このように最初の「やる気」というのは、継続するのが難しいのです。

そこで、「どうして、自分はいつも継続力がないんだ!」と自分自身を責めてしまうよりも、「初めからやる気は継続しない。」という前提で計画を立ててみましょう。

例えば、テスト前までに100個のやらなければいけないことがあるとします。テストまで10日あるとすると100÷10で1日10個しよう!ではなく、やる気のあるうちに、初日から3日目は20個、後は1日10個ずつしていくと7日で終わります。これだと万が一、急に宿題が増えたり、部活の試合が入ったりして計画通りに進まなくても余裕が生まれます。

テストは「前日」に最も力を入れてするものだと考えがちです。しかし、それと同じくらい「やる気」がマックスに高まっている、スタートのダッシュも大切になります。

ぜひ、テスト前日だけに焦って一生懸命勉強するのではなく、初めのやる気があるうちに、たくさんの勉強をすることも心がけてみてください。

Point⇒「やる気は下がっていく」事を認めたうえで計画を立てる!

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