『問題集の選び方』の話

たまに保護者や生徒から相談されることで、塾でやっていない科目を書店で購入したいがどんな問題集がいいでしょうかという質問があります。

その時にまず言うのは「生徒自身がやる気が起きそうな問題集」です。それは問題数であったり、レベルであったり、またレイアウトであったり、はたまた紙質、色使い、表紙、などなど色々人によって見るポイントは異なりますね。

そしてさらに具体的に言った方がいいなと思う時には、「半分は出来そうなもの」と言います。

いくら実力をつけよう!と意気込んでレベルの高い問題集を選んでも、出来ないものが多いと実力が身につかないですし、またすべての問題が難しく見えるとやる気も続かないでしょう。

その逆に、ほとんどが簡単そうなのも言うまでもなく、その人にとっては実力がつかない問題集といえます。

問題集をやることで何より大切なのは、最後までやり通すことです。

人間はあまりハードルが高かったり低すぎたりすると意欲は起きないものです。

でも半分くらいはわかりそうだが、残り半分はやってみないとわからないような問題だったり、半分は知らないことが多そうな問題があると、ほどよくやる気が起こり、やろう!という気持ちがわくものなのです。例えば話を聞く時でも、すべて知らなかった内容より半分ほどはわかっているが半分は知らない話を聞く方が、楽しく集中して聞けるものらしいですが、それと同じですね。

そして、問題集を買うときは1冊ごとにしましょう。「よし、まずこれをやろう!あ、これもいいかな〜」と2冊以上買うのではなく、まず1冊だけにしてそして初めはできれば薄めの問題集を選びましょう。迷った2冊目は1冊を終わってからまだやれる余裕があり、もう少しレベルを上げたものをやりたい!などと思えば、買えばいいのです。社会、理科などはまずは1冊の問題集の全問題を理解・暗記するくらいに、しっかり取り組むことが大事です。複数の問題集をしていたら、記憶が散乱してしまいます。

最後に使い方ですが、初めに出来なかった問題にをつけておいて、一通り終わってから、初めに出来なかったの問題をまた繰り返すのがいいでしょう。

2回目もわからなかった問題は、徹底的に紙に何度も書いて覚えたり、解き方を頭に叩き込むなりして完全マスターを目標にしましょう。 直接聞きたい生徒は、塾長まで聞きにきてくださいね(^_^)

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