『言葉の持つ力』の話

あなたが普段口にしている言葉について少し考えてみてください。
宿題が大変だったり、難しい問題を解かなければいけない時に「だめだ。」「無理だ。」というようなことをついつい口にしてしまうことはないでしょうか?

今回はそんな、口からつい出てしまう「言葉の持つ力」についてのお話です。

今では車は一家に一台あるというのは珍しいことではありません。
しかし、車が開発された当初は、普通の人がローンを組んでもとうてい買えるようなものではなく、貴族や一部の資産家しか買うことができませんでした。

車が高級品とされていたその当時にアメリカのヘンリー・フォードという人物が、「普通の人でも買える車を作ろう!」と考えました。周囲の人は「絶対無理だ。」と言いました。

当時は車を作るのには高価な機械を使い、手間もかかり、安い値段で作れるはずがありませんでした。

ですから、当時は、絶対無理と言った周囲の考えは正しかったのです。しかし、フォードはそれでも「絶対出来る。」「何とか作りたい!」と周りに言い続けました。

そしてフォードが作りたいと考えた、一般の人でも購入できる安い金額の車は、当時の常識をくつがえし、完成してしまいました。もちろん、今までよりも安いうえにきちんと走る車は、大ヒットとなりました。

今では車は普通に色んな人が持っているという常識はフォードが覆した非常識から始まったのです。

この話から何を感じ取りましたか?皆さんは普段の生活で「無理だ。」「出来ない。」と言うことを頻繁に口に出していませんか?

もちろん、私たちは人間ですから、ついつい弱音を吐くこともあります。
しかし、癖のように無意識に、『無理だ・出来ない』と口に出せば例え出来ることでも無理になってしまいます。

反対に、はじめは無理かも?と思うことでも『出来る!』と思えば意外と出来てしまいます。

皆さんに車を作ったり飛行機を作ったりするほどの無理難題は今のところはやって来てないはずです。たいていは少々手間がかかりそうだというくらいのものだと思います。

無理だと言わずに、「頑張る!」という言葉に変えてみると、自分が大変だと思っていることも簡単に乗り越えられるはずです。 今年も一緒に頑張っていきましょう!

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